好酸球性副鼻腔炎と闘病中

ほぼ確実に治るはずの副鼻腔炎に暗雲

【術後8日目の事件】慢性副鼻腔炎を根治してやる【闘病ブログ】

 
吾輩は鼻詰まり50%野郎。
 
嗅覚はまだない。
 
 
 
今日は術後経過診察の2回目。
副鼻腔炎手術をした人には割と大きな節目です。
 
なぜかというと、この診察で大体の詰め物が鼻からいなくなり手術の効果を実感できる日だから。
 
ワクワクして先生に会いに行きました。
※ただ、電車で1時間以上かかるからそれだけはツライ。
 
 
でも、
 
 
しかし、
 
 
されど、
 
 
そこで待っていたのは衝撃の事実だったのです。
 
 
 
先生「はい、どうぞー」
自分「失礼します、よろしくおねがいします」(教養◎
 
先生「ちょっとね、座っていただけますか?」
自分(えっ、なんか雰囲気。えっ)
 
先生「病理検査の結果が出たんですよ。これ見てください。」
 
そう言って先生はパソコンの画面に映された、病理検体(要するに術時に摘出したポリープの中身です、これを詳しく見るわけ)を指さしながら
 
先生「このね、ピンクの小さい丸、たくさんあるでしょう?これが好酸球です。もうね、すごい数ですよこれ。」
 
ま、、まさかこの流れは・・・
 
いやでも血液検査も散々やって好酸球性の副鼻腔炎じゃないって診断だったし、その診断に則って(薬物)治療してきたわけだし・・・
 
先生は続ける。
 
先生「3ヶ所の好酸球数の平均から、好酸球数を求めることになっているんだけど、その結果あなたの好酸球は173個でした。」
先生「70個を超えると好酸球副鼻腔炎という診断です。そして120個を超えると重症。」
 
 
ヒュー・・・・・・・・・
 
 
なんか知らんけど、堕ちていく感じがした。
 
ショックだった。
 
重症どころちゃいますやん先生!
 
173個て、なぜそこまで好酸球持っててわからなんだ!
 
というわけで超重症の好酸球副鼻腔炎だったのでした。
 
この時、ショックだけど、どのくらいショックかはよくわからなかった。
好酸球性って言ったところで、何が非好酸球性と違うのか、予後がどう変わるのか全然知識がなかったから。
 
先生「とにかく、好酸球性と判断できるので、それにあった治療をしていきます。」
 
そう言って、諸々の説明を受けた。
 
先生は飄々としている。
それもそうかもしれない。
先生は好酸球性でこそ、その腕が売りだから。
 
そもそも僕が嗅覚障害を訴えて3年、この病院で診てもらうことにしたのは
自分に「好酸球性の副鼻腔炎の疑いがある」ということを妻と妻の同期からアドバイスを受けたからだ。
そしてこの病院を教えてくれた。
 
たとえ好酸球性じゃなかったにしても、先生は嗅覚を取り戻してくれると信じることができたから。
 
自分「よろしくおねがいします。」(ついていきます
 
先生「よし、じゃあ治療しましょっか。今日はいろいろとっていきますね。」
 
お、そうだったそうだった。
そっちが目的だった。
 
まず、鼻中隔矯正(おそらく副鼻腔炎手術をした人はほとんどがコレもやると思う)のために入れておいてシリコンを除去する。
このシリコンは先に説明を受けていたが、正直どんなものか想像はついていなかった。
 
 
いつもどおり、ファイバーで見ながら小さなハサミを入れる。
シリコンを糸で止めているためだ。
 
チョキン。
 
抜糸。
 
まったく痛みなし。
 
続いてピンセットでシリコンをつまんで引っ張る。
 
スルーっ。プリンっ。
 
とシリコンが出てきた。
 
僕は脇目に見えるくらいだけど、透明のふにゃふにゃのシート。
クレジットカードを対角線で切ったくらいのサイズ。(もうちょっと小さいか)
 
両鼻からこれを取り除きました。
 
 
すると、鼻の通りが劇的に楽に!!!
 
 
8割くらいは通った印象。
これは間違いなく鼻呼吸で寝れる。(歓喜
 
次に上顎洞にカテーテルを入れて鼻洗浄。
鼻洗浄の仕方はいつもと一緒だが、普段キレイにできないところがキレイにできる。
痛みは全くなし。
 
最後に吸引。
あんまり取れた印象はなかったけど、それってつまりキレイになっている証拠。
 
毎日結構洗浄やってるし、ソーブサン出てるからな。
効果アリってところかな。
 
 
先生「よし、じゃあ今日はこれでおしまい。次は6週間後になるからね。」
自分「あ、先生、嗅覚はいつ戻るんですか?」
先生「今からです」
 
うおおおおおおお、今からだーーーーーー!
 
先生「えっ?まだ戻ってないんですか?」
とか言われなくてよかった。いやまじで、割とそんな心配をしていた。
 
 
最後に処方薬を受け取って帰ります。
少なくともこの6週間は経口ステロイドを投薬することになります。
そこが好酸球性ってことですね。
 
さてさて、どうなることやら・・・
 
 
好酸球副鼻腔炎については、日記的なコレとは分けてまとめたいと思います。
 
とりえあず覚えておいて欲しいことは
 
好酸球副鼻腔炎
・再発率が高い副鼻腔炎である
・難病指定されている
 
ということです。
 
じゃ、またね~!